【重要】こちらの商品は生鮮魚のため確実にお受け取りが可能なお客様にのみご提供しております。商品注文確定後、お受け取り希望日を確認させていただきます。
※ 岐阜市中央卸売市場は全国の公設卸売市場で唯一 “天然鮎の競り台” を保有します。毎朝、岐阜県全域の各ブランド河川から天然鮎が入荷します。
《商品説明》
宮内庁式部職 鵜匠が御料鵜飼の日に獲ったものは年に8回、皇室へと献上されています。同じ漁場で私たち漁業者が獲った鮎は「小漁(こりょう)」の名称で卸売市場に出回ります。腹びれ付近の破れがその最大の特徴です。漁業現場で内臓処理を施した鮎には腹ビレ付近に破れ跡が残ります。水揚げ直後の新鮮な鮎でなければこの跡は付けられません。なお、鮮度が少しでも落ちた鮎は腹ビレ付近ではなく喉もとで破れます。内臓がゆるんだ証拠です。取り除いた内臓は塩漬けし「うるか」へと熟成させています。
天然河川から水揚げされる天然鮎は、日本風土の最高傑作であり日本食の代表格です。全長166kmの長良川において特に上質な天然鮎が潜むとされる皇室献上「御料場」近郊をはじめ、「郡上」「奥美濃」「南飛騨」などの天然鮎も取り揃えております。天然鮎の成長段階に応じて1箱あたりの入数が変わります。以下の重量サイズを参考にしてください。
■ 若鮎 / 1尾 約40g(500gあたり12尾前後)
大型スーパーや鮮魚店でも一般に目にすることが少ない天ぷらサイズは料亭や割烹店の板場に直接もちこむことが多いです。身も骨も柔らかい小ぶりな若鮎は油でサッと揚げる調理法が喜ばれます。特に5月〜6月の若鮎は骨を感じさせないほど上品です。ほのかな苦味を楽しみながら頭まですべてお楽しみください。岐阜の郷土料理「背越し」はこの時期の未熟な若鮎を使用いたします
■ 塩焼きサイズ / 1尾 約65g(500gあたり8尾前後)
天然鮎の寿命はわずか1年です「年魚」とも呼ばれ、勇ましくも儚い生涯を日本風土に適応させながら懸命におくっています。野生の鮎は海と川との繋がりを必要とする両側回遊魚のため急峻な地形や地形が生みだす瀬と淵の連続、川の蛇行など天然河川に特有の条件を求めています。食性は川魚では珍しい藻類食で川底石表面に付着する新芽を常に喰(は)んでいます。別名を「香魚」、英名「sweetfish」といわれるほど特徴的な香りは藻類食の内臓に由来します。この内臓の苦味や甘み、風味が河川ごとに異なるため古くから日本人は「鮎の味は 川の味」として地域や河川ごとの味の違いを楽しんできました
※ 水揚げ当日の鮎を店頭で受取可能なお客様へは内臓入りをおすすめいたします。県外等へ配送によるお届けの場合は内臓処理した鮎をおすすめいたします。配送業者によるお届けは最短で翌日午前着です。清らかな流れに棲む鮎はとても足がはやい魚ですので内臓入り生鮮鮎の配送はおすすめできません。配達途中でお腹まわりのゆるみが始まり、ご到着時には喉から腹にかけて淡いピンク色に変色してしまいます。それでも内臓入り鮎を希望される場合は急速冷凍による別商品をお選びいただくか、上記ご理解いただいたうえで商品発送させていただきます